東洋経済は、2024年に注目すべき新興企業10社を選出し、そのリストを公開した。選ばれた企業は、人工知能(AI)、バイオテクノロジー、クリーンエネルギー、フィンテックなど、多岐にわたる分野で革新的な技術やサービスを提供している。
AI分野の注目企業
AI分野からは、自然言語処理技術に特化した「言語未来」と、画像認識AIを開発する「ビジョンイノベーション」が選ばれた。言語未来は、独自の深層学習モデルにより、多言語翻訳の精度を大幅に向上させたと評価されている。ビジョンイノベーションは、医療画像診断支援システムを手掛け、早期がん発見に貢献している。
バイオテクノロジー分野の革新
バイオテクノロジー分野では、遺伝子編集技術を用いた治療法を開発する「ゲノムメディカル」と、微生物を利用した環境浄化技術を持つ「エコバイオ」がリスト入りした。ゲノムメディカルは、難病の原因遺伝子を修正する技術で臨床試験を進めており、エコバイオは、プラスチック分解菌を活用した海洋汚染対策で注目を集めている。
クリーンエネルギーとサステナビリティ
クリーンエネルギー分野では、次世代太陽電池を開発する「ソーラーフロンティア」と、水素エネルギー貯蔵システムを提供する「ハイドロストア」が選ばれた。ソーラーフロンティアは、従来のシリコン系太陽電池よりも変換効率が高いペロブスカイト太陽電池の量産化に成功。ハイドロストアは、再生可能エネルギーから生成した水素を安全に貯蔵・輸送する技術を確立した。
フィンテックとデジタル変革
フィンテック分野からは、ブロックチェーン技術を活用した国際送金サービスを提供する「チェーンペイ」と、AIによる与信審査システムを開発する「クレジットAI」がリスト入り。チェーンペイは、低コストで高速な送金を実現し、クレジットAIは、従来の審査では見逃されがちな信用力のある層への融資を可能にした。
その他の注目スタートアップ
その他、宇宙関連スタートアップの「スペースリンク」と、ドローン配送サービスを手掛ける「エアロデリバリー」も選ばれた。スペースリンクは、小型衛星の打ち上げコストを大幅に削減する技術を開発。エアロデリバリーは、過疎地での医薬品配送など、社会課題解決に貢献するドローンサービスを展開している。
東洋経済の担当者は、「これらの企業は、それぞれの分野で既存の枠組みを打ち破る可能性を秘めており、今後の成長が期待される」とコメントしている。また、今回の選出にあたっては、技術の独自性、市場の成長性、社会的インパクトなどを総合的に評価したという。



