東洋経済新報社は、2024年に注目すべき国内スタートアップ100社を選出し、そのリストを発表した。選考基準は、事業の成長性、革新性、社会へのインパクトなど多角的に評価。AI、ヘルスケア、脱炭素、フードテックなど幅広い分野から企業が選ばれている。
AI・DX分野が最多
分野別では、AI・DX関連が最も多く、約30社が選出。次いでヘルスケア・バイオが約20社、脱炭素・クリーンテックが約15社と続く。東洋経済編集部は「日本のスタートアップエコシステムは着実に成長しており、特にディープテック分野での躍進が目立つ」とコメントしている。
注目企業の事例
リストには、独自のAI技術で製造業の品質検査を自動化する企業や、遺伝子編集技術を用いた難病治療薬を開発するバイオベンチャー、廃プラスチックをケミカルリサイクルするスタートアップなどが含まれる。これらの企業は、国内外のベンチャーキャピタルから大型調達を実現しており、今後の成長が期待される。
地域別の特徴
本社所在地別では、東京都が約60社と過半数を占めるが、大阪、京都、福岡など地方都市からも独自の技術を持つ企業が選ばれている。特に、関西圏ではライフサイエンス分野、九州では半導体関連のスタートアップが目立つ。
過去との比較
前年と比較すると、脱炭素関連の企業が増加しており、ESG投資の拡大を背景に環境技術への注目が高まっている。また、女性創業者の比率も微増しており、ダイバーシティの進展が見られる。
東洋経済は、このリストを基に個別企業の詳細な分析レポートも順次公開する予定で、投資家や事業会社の連携促進に役立てたいとしている。



