2025年の国内スタートアップへの投資額が回復基調にある。東洋経済の調査によると、2025年通年の投資総額は前年比約20%増の1兆2000億円程度に達する見通しだ。生成AI(人工知能)関連のスタートアップが大型資金調達を牽引している。
生成AIスタートアップがけん引
2025年に入り、生成AI分野のスタートアップによる大型調達が相次いでいる。例えば、AIスタートアップのA社はシリーズCラウンドで500億円を調達した。また、B社はシリーズBで300億円を調達するなど、資金調達額が拡大している。
投資家の間では、生成AI技術の実用化が進み、収益化のめどが立ってきたとの見方が広がっている。これが投資意欲を後押ししている。
投資額の内訳と今後の見通し
分野別では、AI関連が全体の約4割を占める見込み。一方、クリーンテックやヘルステックなどの分野も堅調に推移している。
2024年の投資額は約1兆円と、2023年からほぼ横ばいだった。2025年の回復は、2022年のピーク(約1兆5000億円)には及ばないものの、市場が底打ちしたとの見方がある。
専門家は「2025年後半には金利低下も追い風となり、さらに投資が活発化する可能性がある」と指摘する。



