EV販売減速で日産・ホンダ連合に試練、中国市場での生き残り戦略
EV販売減速で日産・ホンダ連合に試練、中国市場戦略

日産自動車とホンダの電気自動車(EV)連合が、中国市場での販売減速という試練に直面している。世界最大の自動車市場である中国では、BYDなどの地元メーカーが低価格EVを投入し、競争が激化。日産とホンダは2023年に中国での販売台数が前年比でそれぞれ24%、17%減少した。

EVシフトの遅れが響く

両社は長年、ハイブリッド車(HV)で強みを発揮してきたが、EVシフトでは出遅れた。日産はリーフで先駆けたものの、中国市場では新型EVの投入が遅れ、ホンダは2024年まで中国専用EV「e:Nシリーズ」を投入する計画だが、まだ販売は本格化していない。アナリストは「両社は中国市場での存在感を維持するため、より強力な提携が必要」と指摘する。

コスト削減と新モデル投入

両社は2026年までにEVの共通プラットフォームを開発し、コストを30%削減する目標を掲げる。また、日産は2025年までに中国市場向けに5車種の新型EVを投入する計画。ホンダも2027年までに10車種のEVを中国で販売する方針だ。しかし、BYDはすでに「海豹(シール)」などで月販2万台を達成しており、巻き返しは容易ではない。

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生き残りをかけた選択

専門家は「日産とホンダが中国市場で生き残るには、単なるコスト削減ではなく、中国企業との提携やソフトウェア面での差別化が必要」と語る。実際、ホンダは2023年に中国のEVスタートアップとの協業を模索したが、実現には至っていない。両社の連合は、世界戦略の試金石となる。

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