金利上昇時代の住宅ローン選択:固定vs変動、専門家とAIが激論
金利上昇時代の住宅ローン選択:固定vs変動

2026年6月、日銀が利上げを決定し政策金利は1.0%に達した。これに伴い、10月には住宅ローンの変動金利も上昇する見通しだ。金利上昇局面で、住宅ローンを組むなら固定金利か変動金利か――。東洋経済オンラインの公式YouTubeチャンネルは、このテーマを巡るディベートを公開した。

ディベートの構図:AIを味方につけた森本アナ vs 専門家塩澤氏

ディベートには、住宅ローン比較診断サービス「モゲチェック」を運営する株式会社MFSの取締役CMOを務める住宅ローンアナリストの塩澤崇氏と、フリーアナウンサーの森本茉菜氏が登場。森本氏はハンディキャップとしてAIを使用することが許され、AIを駆使して塩澤氏を追い込むというユニークな形式で行われた。

森本氏は固定金利派、塩澤氏は変動金利派として主張を展開。司会はフリーアナウンサーの加藤シルビア氏が務めた。

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固定金利派の主張:将来の利上げリスクを回避

森本氏は、「固定金利は将来の利上げリスクを回避できる」と主張。現在の低金利を長期にわたって固定できるメリットを強調した。特に、日銀が利上げを続ける可能性がある中で、変動金利は将来的に支払いが増えるリスクがあると指摘した。

これに対し塩澤氏は、「変動金利は現在の金利が低く、固定金利よりも総支払額が少なくなるケースが多い」と反論。過去のデータを示しながら、変動金利の優位性を訴えた。

AIの活用:森本アナがAIに質問

森本氏はディベート中、2回にわたってAIを活用。1回目は「9回利上げがないと固定金利が損になるという主張にどう反論すれば?」と質問。AIは「固定金利は保険のようなもの。利上げリスクを回避する安心感に価値がある」と回答し、森本氏はこれを基に反論した。

2回目は、塩澤氏の専門的知識を前に苦戦する場面で「専門家にどう反論すれば?」と質問。AIは具体的な数字や過去の事例を提示し、森本氏の主張を補強した。

変動金利派の主張:過去のデータが示す優位性

塩澤氏は、変動金利の歴史的低さを強調。日本は変動金利が上がりづらい国であり、過去の利上げ局面でも変動金利の上昇は限定的だったと述べた。また、長期分散の積立投資を活用すれば、変動金利のリスクをヘッジできると提案した。

フリー討論では、両者の主張が激しくぶつかり合った。塩澤氏は「変動金利を選び、浮いたお金を投資に回せば、長期的には資産形成に有利」と主張。森本氏は「投資にはリスクがあり、元本割れの可能性もある」と反論した。

結論:個人のリスク許容度次第

ディベートの結末として、両者は「個人のリスク許容度や返済計画次第」で結論が分かれると一致。固定金利は安心感を重視する人に、変動金利は低金利を活用して投資などに回したい人に向いているとまとめた。

なお、動画内のデータや肩書は収録時点(2026年6月29日)のものである。

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