親ウナギを遠州灘に放流し、水産資源の回復に取り組む「浜名湖発親うなぎ放流連絡会」によるクラウドファンディング(CF)が、今年で10年目を迎える。過去9年間で延べ約300人から計538万円が集まり、親ウナギの購入費に充てられてきた。
同会の加茂仙一郎会長(66)は22日、浜松市役所で記者会見し、「ウナギが元気に育ち、次の世代につながるよう協力してほしい」と呼びかけた。
目的はウナギの自然サイクル再生
同会は浜名湖周辺の養鰻業者や卸業者などで構成され、2013年度から親ウナギの放流事業を続けている。ウナギがマリアナ海溝で産卵し、ふ化した稚魚(シラスウナギ)が日本近海に戻ってくるサイクルを作るのが目的だ。
今年は11月中旬以降、3回に分けて計約300キロ(約700匹)を放流する予定。ウナギ購入費として250万円程度を想定しており、CFに加えて各業者からも寄付を募る。
CFは9月20日まで、返礼品も
CFは専門サイト「READYFOR」で9月20日まで受け付ける。1万円、3万円、5万円、10万円の4コースがあり、返礼品としてウナギ店で使える食事券などがもらえる。
浜松市によると、浜名湖周辺の25年のシラスウナギ漁獲量は832キロと、前年の倍以上に増えた。



