一般社団法人おせっかい協会の代表を務める高橋恵さん(84)は、AI時代だからこそ「1日15分のお節介」を提唱する。全国に3000人を超える会員がいる同協会は、それぞれが暮らしの中でできる活動を続けている。
「お節介を世界共通の言葉に」
高橋さんは13年前に同協会を立ち上げ、「お節介を世界共通の言葉にしたい」と活動を「OSEKKAI」と表記している。
協会は特定の活動を一斉に行う団体ではない。地域を掃除する人、困っている人に声をかける人、誰かを元気にした出来事を持ち寄る人など、会員それぞれができることを続け、情報を交換している。
「私、お節介に忙しいんです」
中央線の駅から歩いて数分のマンションの一室を訪ねると、鮮やかな赤いワンピースを着た高橋さんが朗らかな笑顔で迎えてくれた。テーブルにはスマートフォンとタブレットが置かれ、取材前からメッセージの着信音が途切れない。
「毎日いろんな人から連絡が来るし、来客もあるの。私、お節介に忙しいんです」と話す。84歳とは思えない手際のよさで、画面を読み、迷いなく返信していく。
正解が一つではない時代だからこそ
本連載「お節介再発見――令和版やさしさのカタチ」の取材で、同協会に注目が集まっている。AIにはできないお節介が、人とのつながりを生み出すという。



