45歳で旅行したい気持ちが消える…老後資金9割残し寿命を迎える現実
45歳で旅行したい気持ちが消える…老後資金9割残す現実

プレジデントオンライン編集部は、2026年5月に反響の大きかった人気記事ベスト3を発表。マネー部門第2位は、老後資金を9割残したまま寿命を迎える現実を指摘する記事だ。

資産2億円でも使えないパラドックス

著書累計200万部超のマネーコンサルタント・頼藤太希氏の相談窓口には、70代の夫婦から「資産は2億〜3億円あるが、何にお金を使えばいいか分からない」という悩みが寄せられた。長年子どもの教育費には使ってきたが、自分のためには使ってこなかったため、「何が楽しいかもわからない」という。

頼藤氏は、資産形成に成功した人ほど使い方を考えてこなかったパラドックスを指摘。旅行代を子どもや孫のために出すなど、思い出や経験を共有することの重要性を説く。

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内閣府データが示す衝撃の事実

内閣府のデータによると、多くの人は65歳時点で資産がピークに達する。しかし、そこから取り崩しが始まるものの、80歳を過ぎても資産の9割が残ったままになる。頼藤氏は「老後資金は自分が使うために貯めてきたはず」と問いかける。

さらに、人間の活動能力(健康・興味・創造性)は45歳から急速に低下し始める。前頭葉は45歳をピークに縮小し、将来やりたいと思っていたことへの「興味」すら失われる。「体が動く時期」と「お金が十分ある時期」がずれる構造的問題が浮き彫りになる。

「DIE WITH ZERO」戦略のすすめ

頼藤氏は、生涯お金を増やすことより使い切ることを考える「DIE WITH ZERO」戦略を提唱。若い時の経験が長く幸せをもたらす「記憶の配当」の重要性を強調する。旅行や体験への投資は、老後になってからでは遅いと警鐘を鳴らす。

「せっかく貯めた老後資金は9割残したまま寿命がくる。45歳で静かに消えていく旅行したい気持ち」というタイトルが示す通り、早期からの計画的な消費の必要性を訴えている。

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