NY原油が一時10%上昇、米国の対イラン海上封鎖再開表明で供給不安再燃
NY原油一時10%上昇、米国の対イラン海上封鎖再開で

13日のニューヨーク商業取引所で、原油価格の指標である米国産WTI原油の先物価格が前週末終値から一時10%上昇し、1バレル=78ドル台半ばを記録した。これは約3週間ぶりの高水準であり、米国が14日からイランに対する海上封鎖を再開すると発表したことが主因とみられる。

トランプ大統領のSNS投稿と海上封鎖再開

トランプ米大統領は13日、SNSへの投稿で、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡を通過する全貨物に対し、「安全と安心を提供するため」として20%の対価を徴収する方針を示した。さらに、米中央軍は同日、14日からイランの港などに出入りする船舶に対する海上封鎖を再開すると発表。これにより中東情勢の不透明感が強まり、原油供給への懸念が高まった。

価格変動の背景

WTI原油先物価格は、6月半ばに米国とイランが覚書に署名したことでホルムズ海峡の航行正常化への期待が高まり、7月初めにかけて下落。2日には一時1バレル=67ドル台をつけ、戦闘開始直前の2月末の水準に迫っていた。しかし、覚書締結後も海峡を通航する船舶へのイラン側の攻撃や、米側の報復攻撃が繰り返され、価格は再び上昇傾向にあった。

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市場への影響と今後の見通し

今回の海上封鎖再開表明により、原油供給の先行き不透明感が一段と強まった。市場関係者は「ホルムズ海峡の安定が崩れれば、世界的な原油供給に深刻な影響が出る」と警戒感を示す。今後の価格動向は、米国とイランの応酬の激化や、他の産油国の増産対応などに左右されるとみられる。

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