「お金がない」と常に感じている人には、いくつかの共通点があることが専門家の分析で明らかになった。ファイナンシャルプランナーで家計再生コンサルタントの横山光昭氏は、収入の多寡にかかわらず、お金が貯まらない人に共通する行動パターンが存在すると指摘する。
共通点1:支出を把握していない
第一の共通点は、自分の支出を正確に把握していないことだ。横山氏によると、お金が貯まらない人の多くは、毎月の食費や光熱費、交際費などの総額を把握しておらず、何にいくら使っているか曖昧なまま生活しているという。この状態では、無駄な出費に気づくことができず、結果的に貯蓄に回せるお金が減少する。
共通点2:将来の計画が不明確
第二に、将来の目標や計画が不明確であることが挙げられる。横山氏は「お金がないと感じる人は、『いつまでにいくら貯める』という具体的な目標を持っていないケースが多い」と説明する。目標がなければ、日々の消費行動に優先順位をつけることが難しく、衝動買いや無駄遣いが増えやすい。
共通点3:「自分には関係ない」と思っている
第三の共通点は、節約や貯蓄のノウハウを「自分には関係ない」と決めつけてしまうことだ。横山氏は「お金に困っている人ほど、『お金の話は自分には難しい』と敬遠しがち」と指摘。しかし、基本的な家計管理の知識は誰にでも役立つものであり、避けることでかえって状況を悪化させているという。
改善策:まずは家計簿をつける
横山氏は、これらの共通点を克服する第一歩として、家計簿をつけることを推奨している。スマートフォンのアプリやノートなど、自分に合った方法で支出を記録することで、無駄な出費に気づきやすくなる。また、目標を明確に設定し、定期的に見直すことも重要だ。
「お金がない」という感覚は、収入の絶対額だけでなく、お金との向き合い方に起因する部分が大きい。横山氏は「小さな習慣の積み重ねが、家計を大きく変える」と強調している。



