子どもの熱中症、約3人に1人が経験 プレクーリング認知は26.5%
子どもの熱中症、約3人に1人が経験 プレクーリング認知は26.5%

子どもの熱中症、約3人に1人が経験

ドウシシャは6月30日、子どもの夏の熱中症とプレクーリングに関する意識調査の結果を発表した。調査は2026年6月1日~3日、全国の子ども(主に1~12歳)と同居する20~59歳の男女600名を対象にインターネットで実施された。

「夏(6~8月)の子どもの外遊び・室内遊びで、お子さんが熱中症になったことはありますか」との質問に対し、外遊びでは「熱中症になったことがある」が13.5%、「熱中症に近い状態になったことがある」が16.5%で、合わせた「熱中症経験者」は30.0%に上った。室内遊びでも、「なったことがある」(6.8%)、「近い状態になったことがある」(9.2%)で、室内熱中症経験者は16.0%と、屋内でもリスクがある実態が明らかになった。

プレクーリングの認知度は26.5%

「お子さんに対して、普段、体を冷やすという熱中症対策をしていますか」との問いには、「している」が55.8%と半数を超えた。一方、「プレクーリング」を知っているか尋ねたところ、73.5%が「知らない」と回答。体を冷やす対策は広がっているが、活動前に冷やす「プレクーリング」の認知はまだ低いことが示された。

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冷却のタイミング、内側冷却は活動後に偏る

熱中症対策を行っている人に活動前・中・後の対策を聞いたところ、冷感グッズなど「外側」の冷却は活動前から49.7%と多く取り入れられる一方、かき氷や冷たい飲食物など「内側」からの冷却は活動前の30.3%に対し活動後は41.9%と、活動後の対策としてとられていることがわかった。

子どもが熱中症になりやすい理由

松山大学特任教授・横浜国立大学名誉教授の田中英登教授は、子どもが大人より熱中症になりやすい理由として、①発汗機能が未発達で汗をかけない、②背が低く床からの輻射熱を受けやすい、③活動に夢中で体調不良を訴えにくい、④水分補給量に個人差が大きい、の4点を挙げた。

プレクーリングの重要性とかき氷の有効性

プレクーリングは活動前に体を冷やし熱中症を予防する方法。アイスパックなどで体外から冷やす方法や、冷たい飲食物で体内から冷やす方法がある。特にアイススラリーは体温を下げ、活動中の体温上昇を抑える効果が期待される。

田中教授は、家庭で手軽に作れるかき氷もアイススラリーと同様の効果が期待できると指摘。かき氷の摂取は体温低下傾向を示し、暑さ感の軽減効果が見込める。ただし、冷たいものの多量摂取は胃に負担をかけ、腹痛を起こす可能性があるため注意が必要。

摂取タイミングについて田中教授は「基本的には活動前の5~20分に補給するのがよい。あまり直前では腹痛の原因になりやすい。活動間の休憩時に摂取するのもよい。急激な多量摂取より、ゆっくり時間をかけて摂ることが大切」と説明している。

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