医療法人決算ランキング、徳洲会が首位 カマチグループや美容外科が躍進
医療法人決算ランキング、徳洲会が首位 カマチや美容外科躍進

東洋経済は2026年6月、医療法人の2023年度決算データ(一部2022年度を含む)を基に、売上高の多い上位200法人のランキングを発表した。2026年6月には診療報酬が30年ぶりの高水準となる3.09%のプラス改定が行われ、物価高や人件費上昇による病院経営難への対応が図られている。日本には約6万の医療法人が存在する中、ランキングでは巨大グループや成長著しい専門医療法人の台頭が顕著となった。

徳洲会が首位、IMSグループが2位・3位に

1位は徳洲会である。全国で94病院を運営する巨大グループで、「断らない医療」を理念に救急患者を積極的に受け入れ、人口減少で患者数が減少する中でも一定の患者数を確保している。直近の2026年3月期の徳洲会単体売上高は6000億円を超え、グループ最大規模の湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)は若手医師の研修先としても人気を集める。

2位の明理会、3位の明芳会は関東を中心に展開するIMS(イムス)グループ。36の病院に加え、介護施設や人間ドック施設なども多く運営し、総合的な医療サービスを提供している。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

葵会とカマチグループの成長戦略

4位の葵会は近年、各地の医療法人を傘下に収めて成長を続けている。医療法人のほかに学校法人や株式会社を有し、医療系大学や外国人向け日本語学校、リゾートホテルなど多角的な事業を展開する。

17位の池友会と45位の埼玉巨樹の会は、九州を地盤とするカマチグループに属する。東京では原宿リハビリテーション病院(渋谷区)など7病院を運営し、経営が傾いた病院の買収に積極的で、事業拡大を加速させている。

自由診療の美容外科・歯科が上位に躍進

上位には自由診療で美容外科や歯科治療を展開する医療法人も目立つ。13位の湘美会、22位の菜寿会、26位の孝和会、81位の愛恵会は、全国で湘南美容クリニックを運営するSBCメディカルグループホールディングスの傘下法人である。また、品川美容外科を運営する19位の翔友会は、美容外科のほか近視矯正や審美歯科など約50施設(2023年度時点)を展開し、自由診療分野での存在感を示している。

ランキングの詳細とデータ出典

決算データは、データサービス会社ネオステージの「医療法人財務情報データベース MediCo Search」を使用。各医療機関が都道府県に提出した資料に基づくが、資料収集時期によっては2023年度ではなく2022年度のデータを含む場合がある。ランキングの完全版は有料会員限定ページで公開されている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ