高市早苗首相の新専用車トヨタセンチュリーSUVとは?「走る執務室」の快適性
高市首相新専用車センチュリーSUV「走る執務室」

高市早苗首相の新たな専用車として、トヨタ自動車の最高級車『センチュリー』のSUVモデルが導入されたことが22日、共同通信の報道で明らかになった。これまで使用されてきたセダンタイプから、2023年9月に発表されたSUVタイプへの切り替えとなる。首相専用車は、官公庁公用車や企業トップの送迎に用いられるショーファードリブンカー(運転手付き車両)の象徴的存在であり、その刷新は注目を集めている。

センチュリーの歴史とクラフトマンシップ

トヨタ・センチュリーは、1963年に開発が始まり、1967年から販売されているフラッグシップモデル。官公庁の公用車や大手企業のトップが使用する車として知られ、皇室の御料車も同車をベースに製造されている。量産車とは異なる専用生産ラインで、「クラフトマン(職人)」と呼ばれる少数精鋭の熟練作業者が、匠の技を随所に織り込みながら一台一台丁寧に生産している。

SUVモデルへの転換とその背景

長らくセダンタイプがセンチュリーの代名詞であったが、2023年9月に初のSUVモデルが発表された。トヨタのデザイン領域統括部長(当時)サイモン・ハンフリーズ氏は、「次の100年を見据えた新しいセンチュリー」と位置づけ、その開発背景について次のように説明している。「多様なお客様のニーズに端を発している。彼ら彼女たちは、仕事に向き合うスペースも必要だが、くつろぐスペースも必要。話を楽しむスペースも必要だが、逃げ出すスペースも必要。考えるスペースを求めると同時に、インスピレーションを得るスペースも求めている。プライバシーを重視しながらもパブリックライフも受け入れる。つまり、私たちはお客様が個人的な体験を現実的にも感情的にもキュレートできる車をご用意する必要があった」と述べている。

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パワートレインと走行性能

新型センチュリーSUVには、V6 3.5リッターエンジンとプラグインハイブリッドシステム(PHEV)が搭載されている。日常の短距離走行ではEVとして、長距離移動や緊急時にはハイブリッド車(HEV)として機能する。モーターとエンジンの組み合わせにより、力強く爽快な加速性能を実現。ショーファーカーとしての快適性はもちろん、ドライバーズカーとしても楽しめる走行性能を備えている。

カスタマイズと価格

トヨタは「テイラーメイドのようにお客様のご要望に応える」と発表しており、カラーや素材、シートコンフィギュレーション、後部ドアの形状(ワイドに開くスイングドアまたはスライドドア)を選択可能。メーカー希望小売価格は2700万円(税込、公式サイトより)で、センチュリーの公式サイトではその乗り心地を「走る執務室」と表現している。

首相専用車としての意義

首相専用車は、移動中の執務や休憩、会議などに使用されるため、高い静粛性と快適性が求められる。センチュリーSUVは、そうしたニーズに応えるべく、ショーファーカーの理想形として開発された。今回の刷新により、高市首相はより快適な車中環境で公務に臨むことができると期待される。

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