本の要約サービス「flier(フライヤー)」は、2026年6月の有料会員向け閲覧数に基づくビジネス書ベスト20を発表した。毎月約500冊が発売されるビジネス書市場で、読者の注目を集めたタイトルが明らかになった。
第1位は『「説明」がうまい人がいつも頭においていること』
第1位に輝いたのは、犬塚壮志著『「説明」がうまい人がいつも頭においていること』(サンマーク出版)だ。著者は企業研修やプレゼン指導を手がけ、受講満足度95%超の実績を持つ。本書では、説明時に相手が話を聞いていない理由を想像する重要性を強調。例えば、「ちゃんと聞いて」と責めるのではなく、「何か気になることがあるのか」と相手の状態を気遣う言い換えが紹介されている。犬塚氏は「説明力は、頭の使い方を少し変えるだけで一気に伸びる」と述べている。
ランキング上位の注目書
第2位は林健太郎著『否定しない言い換え事典』(フォレスト出版)で、部下のミスを成長につなげる「否定しない」フレーズがテーマ。第3位は井上皓史著『最初の「10分」がすべて』(フォレスト出版)。第4位は嶋津良智著『目標を「達成できる人」と「できない人」の習慣』(明日香出版社)。第5位には橘玲、大橋弘祐著『難しいことはわかりませんが、1億円貯める方法を教えてください!』(文響社)がランクインした。
第6位は岡崎かつひろ著『いつも機嫌よくいられる本』(すばる舎)、第7位は山川清弘著『教養としての三菱・三井・住友』(飛鳥新社)、第8位は安田正著『雑談する人はなぜかうまくいく』(三笠書房)、第9位はピョートル・フェリクス・グジバチ著『世界の一流は「部下」に何を教えているのか』(クロスメディア・パブリッシング)、第10位はロバート・キヨサキ著『金持ち父さんのお金の教科書』(筑摩書房)と続く。
中位から下位のラインナップ
第11位は古川武士著『頭と心がすっきりする書く習慣』(三笠書房)、第12位は林宏昌著『上司はリスクばかりを指摘する』(朝日新聞出版)、第13位は山本大平著『トヨタの会議は30分』(PHP研究所)、第14位は平芳裕子著『何がダサいを決めるのか』(ポプラ社)、第15位は加藤諦三著『「なんとなく不安」が消える本』(PHP研究所)。第16位はRicky著『年収300万円から年配当804万円をもらう「激・増配株」投資入門』(KADOKAWA)、第17位は難波猛著『ボスマネジメント』(アスコム)、第18位は村山秀太郎監修『2時間 de 資源史』(秀和システム新社)、第19位は中崎倫子著『読書思考トレーニング』(筑摩書房)、第20位は斎藤幸平、小川公代、安田登、秋満吉彦著『血肉となる読書』(あさま社)だった。
ランキングの傾向
今回のランキングでは、コミュニケーション術や自己啓発、投資、歴史教養など多様なテーマが並んだ。特に上位には、対人関係のスキルを扱う書籍が目立ち、ビジネスパーソンの関心の高さがうかがえる。flier編集部は「読者は実践的なノウハウを求めている」と分析している。



