ダイハツ「7代目ムーヴ」発売1年、復活なるか?平成のレジェンド軽自動車の現状
ダイハツ7代目ムーヴ発売1年、復活なるか?

ダイハツ工業の軽自動車「ムーヴ」が7代目にモデルチェンジしてから、2026年7月で1年が経過した。デザインを一新し、スライドドアを採用した新型ムーヴは、平成時代に軽自動車市場を席巻した「レジェンド軽自動車」の復活なるか、注目を集めている。

平成のハイトワゴン全盛期

ムーヴは、1995年(平成7年)に初代モデルが誕生。当時、軽自動車市場では背の低いセダンタイプが主流で、ダイハツなら「ミラ」、スズキなら「アルト」が代表格だった。しかし、ムーヴは全高1600mmを超えるハイトワゴン(トールワゴン)という新ジャンルを、先行するスズキ「ワゴンR」とともに切り開いた。これにより、2000年代にはムーヴとワゴンRが軽自動車ナンバー1の座を争うまでに成長した。

N-BOXの台頭で様変わり

しかし、2011年11月にホンダがスーパーハイトワゴン「N-BOX」を発売すると、市場は一変する。N-BOXは全高1700mm超えとスライドドアを備え、スマートなデザインで大ヒット。2012年度に軽自動車販売ナンバー1となり、2015年度から2025年度まで11年連続で首位を維持している。平成のハイトワゴンが昭和のセダンから王座を奪ったように、令和の王座はスーパーハイトワゴンに移ったのだ。

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7代目ムーヴの戦略

7代目ムーヴは、この流れを受けて路線を変更。従来のハイトワゴンからスーパーハイトワゴンにシフトし、スライドドアを標準装備した。発売から1年で販売台数は13万7873台に達し、一定の成果を挙げている。しかし、N-BOXの年間販売台数は20万台超と圧倒的で、再び「ワゴンR VS ムーヴ」のような二強時代が来るかは不透明だ。

モータージャーナリストの鈴木ケンイチ氏は「ムーヴは軽自動車のレジェンドだが、N-BOXの牙城は厚い。ただ、新型ムーヴのデザインと使い勝手は評価されており、今後の巻き返しに期待したい」とコメントしている。

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