世界的なランニングシューズメーカー、アシックスの業績が絶好調だ。前2025年12月期は売上高・利益とも連続で過去最高を更新、利益水準はコロナ禍前の10倍以上に拡大。株価は5月に上場来高値(5149円)を更新し、2022年の安値から10倍以上に上昇した。
2026年12月期も大幅増収増益見通し
今年に入っても快進撃は続いており、2026年12月期は売上高9500億円(前期比17%増)、営業利益1710億円(同20%増)と大幅な増収増益が続く見通しだ。『会社四季報』夏号では、2027年12月期に売上高1兆500億円、営業利益1960億円を見込む。
複数の新たな収益柱が成長を牽引
アシックスの成長を支えているのは、ランニングシューズに加えて、複数の新たな収益柱だ。特に、スニーカーブランド「オニツカタイガー」が急成長している。同ブランドは若者を中心に人気を集め、売上高を大きく伸ばしている。
直販中心かつ値崩れも少ないビジネスモデル
同社は直販(D2C)を中心とした販売戦略を強化しており、値崩れが少ないことも収益性向上に寄与している。小売店を通さないことで価格管理がしやすく、ブランド価値の維持につながっている。
今後の展望と課題
アシックスは売上高1兆円を視野に入れ、さらなる成長を目指す。しかし、世界的なインフレや為替変動、競合の台頭などリスク要因も存在する。同社の広報担当者は「引き続き商品力の強化とブランド価値の向上に努める」とコメントしている。



