末期がん患者が教えた5つの人生訓:成功や財産より大切なこと
末期がん患者が教えた5つの人生訓

『絶対に「終わらせる」時間術』の著者である実行管理コンサルタントの佐藤彰太氏は、海上自衛隊の衛生兵(准看護師)として勤務していた自衛隊横須賀病院での経験を基に、末期がん患者から学んだ人生の教訓を語る。同病院は元々自衛隊員専門の職域病院だったが、佐藤氏の勤務時には一般患者も受け入れる総合病院となっており、末期がんのターミナルケアを受ける患者も多くいた。

末期がん患者Aさんとの出会い

特に印象的だったのは、ギター一本で世界中を旅してきたシンガーであるAさんだ。進行性のがんで末期状態だったが、決して裕福ではないながらも、お金では測れない幸福な人生を送ってきたことが伺えた。ある日の回診時、佐藤氏は20代半ばだった当時、世間話の流れで「どうしてAさんはそんなに幸せそうなんですか?」と尋ねた。Aさんはその素朴な問いににこやかに答え、5つの人生訓を授けてくれたという。

5つの人生訓:やり残したことへの後悔はない

Aさんは「やり残したこと」への後悔を一度も口にせず、むしろ現在の状況に満足している様子だった。佐藤氏はその姿勢から、成功や肩書き、財産ではなく、自己納得感こそが幸福の源だと気づかされた。具体的な教訓として、「名湯巡り」より「歌うこと」を選んだ理由や、あえて何もしない時間を確保する重要性、人生をシンプルに深めていくことの価値などが挙げられる。

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時間術と自己納得感

佐藤氏は、大切なことに集中するためには計画が必要だと述べている。『絶対に「終わらせる」時間術』(三笠書房)では、仕事の効率化だけでなく、人生全体を見据えた時間の使い方を提唱。Aさんの教えは、単なるタスク管理を超え、最終的に自分自身が納得できる人生を送るための指針となっている。

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