「自分の給与は相場より低いのでは?」と感じる看護師は少なくない。調査では、66.8%が「現在の給与は仕事の責任に見合っていない」と回答し、87.6%が「今より10%以上高い給与が適正」と考えていることが明らかになった。
看護師の給与不満の実態
医療機関向け採用支援サイト「メディカルサポネット」がまとめた「看護師白書2026」によると、看護師の9割近くが「今より10%以上高い給与が適正」と回答し、平均では17.2%の給与アップを望んでいる。
給与への満足度は金額だけで決まらず、仕事内容や責任、将来の昇給見込み、賞与や福利厚生まで含めた「納得できる待遇かどうか」が基準となっている。
年代別の不満は依然高い
「現在の給与は施設に対する自身の貢献に見合っている」との設問に「そう思わない」と答えた割合は、20代が70.0%と最も高く、30代68.8%、40代65.0%、50代65.3%と年代が上がっても不満は高い水準にある。
看護業界の給与水準を他業種と比較した場合、「十分である」とは思わない割合は全体の77.8%に上り、特に50代では83.1%と高かった。
適正給与の水準
現在の給与が仕事の貢献に見合わないと回答した人のうち、「今より多い」が適正と答えた割合は87.6%で、平均で+17.2%の増加が望まれている。内訳は「今より10%多い」が23.7%、「20%多い」が27.3%、「30%多い」が36.5%と最多。年代別では40代で増加を望む割合が92.3%と最も高く、平均伸び率も+18.8%だった。
看護師という職種自体の給与水準については、「今より多くあるべき」が全体の93.4%で、平均+21.5%の増加が求められている。
賞与や福利厚生は悪化傾向
2025年の1年間で待遇の変化を尋ねたところ、給与(月給)は「良くなっている」が26.5%で「悪くなっている」の19.8%を上回った。一方、賞与や休日、福利厚生は「悪くなっている」が「良くなっている」を上回り、月給以外の待遇はやや悪化している。
転職の際は月給だけでなく、賞与、夜勤手当、住宅手当、福利厚生、昇給制度など総合的な待遇を比較することが重要だ。
出典:「看護師白書2026」(マイナビ メディカルサポネット) 調査時期:2026年2月19日~3月16日 対象:「マイナビ看護師」会員406名 方法:インターネットログイン式アンケート



