2025年卒の就職活動は引き続き売り手市場が続いているものの、企業の採用意欲には陰りが見え始めた。リクルートが発表した調査結果によると、2025年卒の求人倍率は前年をわずかに下回り、企業が採用人数の確保よりも質を重視する傾向が強まっていることが明らかになった。
求人倍率は微減も高水準を維持
調査によると、2025年卒の求人倍率は前年比で0.03ポイント低下の1.71倍となった。それでもなお、売り手市場の水準は維持されている。一方で、企業の採用意欲を示す指標は前年を下回っており、採用活動の様子は一変しつつある。
リクルートの担当者は「企業は採用人数の確保よりも、自社に合った人材を採用することに重点を置くようになっている」と指摘する。
企業は質重視へ、学生は早期化に対応
採用意欲の陰りは、特に大企業で顕著だ。大手企業の多くは、採用人数を前年並みかそれ以下に抑える一方で、選考プロセスをより厳格化している。学生側も、この変化に対応し、自己分析や企業研究を徹底するなど、より慎重な活動が求められている。
調査では、学生の就職活動の開始時期も前年より早まる傾向にあり、企業と学生のマッチングの質が問われる一年となりそうだ。



