仕事一筋の末路…退職後に家で居場所を失わないための趣味の選び方8つの基準
退職後に家で居場所を失わない趣味の選び方8つの基準

仕事だけをして満足したり、一流を気取っていると、退職後に「残念な末路」が待っているかもしれない。平日は飲み会、週末は仕事仲間とゴルフに明け暮れ、退職後は家でゴロゴロして家族から煙たがられる――そんな姿にならないためには、今から趣味を真剣に選ぶ必要があると、『非学歴エリート』著者の安井元康氏は警鐘を鳴らす。

退職した途端、家に居場所がなくなる

仕事だけしていれば一人前――そんな勘違いをしている男性ビジネスパーソンは、昭和世代だけでなく30代半ばの若い層にも一定数存在する。しかし、生活の糧を得るためや社会貢献のために働くことは大人として当たり前のことであり、威張るようなことではない。共働きならなおさらで、家賃や生活費を折半しペアローンまで組んでいるのに家事や育児を女性に丸投げしていれば、大人としての責任のごく一部しか果たしておらず、半人前以下と言わざるを得ない。

働くこと自体はもちろん重要だ。仕事を通じた自己実現や成長、社会貢献など、生活の糧を稼ぐ以上の価値がある。しかし、大人の役割は仕事だけではない。家事や育児といった家庭内のことに加え、ボランティアなどの社会貢献活動やコミュニティへの参加など、家庭外の活動にも及ぶ。だからこそ、仕事だけをやって満足し一流を気取るビジネスパーソンには大いに反省してもらいたいと安井氏は述べる。

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趣味は「わざわざやる選択科目」だから難しい

40代以降のビジネスパーソンはもっと遊ぶべきだと安井氏は以前の連載で述べている。遊びが下手な仕事一筋系のビジネスパーソンは、退職後に家で居場所を失うリスクが高い。趣味は「わざわざやる選択科目」であり、忙しい大人にとっては時間を捻出して取り組む必要があるため、難しいものだ。

趣味を持つことのメリットは大きい。仕事以外の世界を持つことで、気分転換やストレス解消になるだけでなく、退職後の生活の基盤にもなる。しかし、何となく始めた趣味では長続きせず、結局仕事に戻ってしまう。そこで安井氏は、忙しい大人が趣味を選ぶための8つの基準を提示する。

忙しい大人が趣味を選ぶ「8つの基準」

安井氏によれば、趣味を選ぶ際には以下の8つの基準を考慮すべきだ。

  1. 自分が本当に好きなことか – 他人の評価や世間体ではなく、自分が心から楽しめるか。
  2. 継続できるか – 短期間で飽きず、長く続けられるか。
  3. 時間や費用が現実的か – 仕事や家庭と両立できる範囲か。
  4. 仲間ができるか – 同じ趣味を持つ人との交流が生まれるか。
  5. 成長や達成感があるか – 上達や目標達成の喜びを感じられるか。
  6. 仕事と関係ないか – 仕事の延長ではなく、全く異なる世界であること。
  7. 健康に良いか – 身体や精神の健康を維持・向上させるか。
  8. 退職後も続けられるか – 年齢や体力の変化に対応できるか。

これらの基準を満たす趣味として、安井氏は例えば料理、園芸、スポーツ、楽器演奏、ボランティアなどを挙げている。特に、アウトプットを伴う趣味や人との交流が生まれる趣味は、退職後の生きがいにつながりやすいという。

複数の世界を持つ人が手にするもの

複数の世界を持つことの最大のメリットは、一つの世界でうまくいかなくても他の世界で充実感を得られることだ。仕事で挫折しても、趣味の仲間や家族との関係が支えになる。また、異なる世界での経験が仕事に新しい視点をもたらすこともある。

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安井氏は「仕事だけの人生はリスクが高い。退職後に家で居場所を失わないためにも、今のうちから仕事以外の世界を広げておくべきだ」と強調する。趣味は単なる暇つぶしではなく、人生のセーフティネットであり、豊かさの源泉でもある。

平日は飲み会、週末は仕事仲間とゴルフ――そんな生活を続けていると、退職後に家でゴロゴロして煙たがられる「残念な末路」を避けられない。今からでも遅くない。自分にとって本当に意味のある趣味を見つけ、複数の世界を持つ大人を目指そう。