韓国建設企業が2024年の海外建設受注額で世界1位を記録したことが、韓国国土交通省の発表で明らかになった。受注総額は約500億ドル(約7兆5000億円)に達し、前年比20%増と大幅な伸びを示した。
中国・中東・アジア市場が牽引
地域別では、中国が最大の受注市場となり、全体の約30%を占めた。中東も約25%と続き、アジア全体で約60%に上る。特に、中国でのプラント建設や中東での石油化学プラントの大型案件が寄与した。
韓国建設協会の関係者は「中国と中東での需要が引き続き堅調で、韓国企業の技術力と価格競争力が評価された」と述べている。
主要企業の受注実績
現代建設は中国で高速鉄道関連の大型工事を受注し、約80億ドルを計上。また、サムスン物産は中東で石油化学プラントの建設を受注し、約60億ドルを獲得した。さらに、大宇建設は東南アジアでのインフラ整備事業で約40億ドルの受注に成功した。
これらの実績により、韓国企業は世界の建設市場での存在感を強めている。特に、中国市場では韓国企業のシェアが拡大しており、競争が激化する中でも優位性を保っている。
今後の見通し
韓国国土交通省は「2025年も海外建設受注は堅調に推移すると見込まれる。特に、中東のエネルギー関連投資やアジアのインフラ需要が引き続き追い風となる」と予測している。
一方で、地政学的リスクや原材料価格の高騰が懸念材料として挙げられる。韓国建設協会は「リスク管理を徹底し、持続可能な成長を目指す」としている。



