イングランド銀行(英中央銀行)は25日、金融政策委員会を開き、政策金利を現行の0.25%に据え置くことを決定した。市場では利下げ観測もあったが、インフレ率がなお目標の2%を上回る水準で推移していることから、追加緩和を見送った。
インフレ率なお高止まり
英政府統計局が発表した7月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比2.6%で、英中銀の目標とする2%を上回っている。エネルギー価格の下落が一服し、サービス価格の上昇が続いていることが主因だ。
英中銀は声明で「インフレ率は今後数カ月で目標に回帰すると見込まれるが、その確度は高くない」と指摘。賃金上昇圧力やサービス価格の動向を注視する考えを示した。
市場の反応
この決定を受けて、ロンドン外国為替市場ではポンドが対ドルで上昇。金融政策の先行き不透明感から、英国債利回りも小幅に上昇した。
英中銀は次回会合を9月に予定しており、その際の経済見通しやインフレ動向が追加利下げの判断材料となる。



