「評論家じゃなく刑事になれ」Z世代マーケで100人超の若者と会った社長がたどり着いたAIより人の結論
「評論家じゃなく刑事になれ」Z世代マーケ社長のAIより人の結論

Z世代マーケティングで100人以上の若者と向き合った角谷建耀知氏(株式会社わかさ生活創業者・代表取締役社長)は、お店を見る時、必ず流行っている店だけではなく、同じような業態で流行っていない店も見ると述べる。「そのピンとキリの差の中に宝物が眠っている」からだ。

成功と失敗の比較から見えるもの

例えば、行列ができているラーメン屋があれば、その近くにある行列のできていないラーメン屋も見る。繁盛している雑貨店があれば、同じような商品を扱っているのにお客さんが少ない店も見る。そうすると、流行っていない店との違いが見えてくるという。

その違いは、店に入った瞬間の雰囲気や接客、商品の見せ方、POPの書き方、お客さんへの声のかけ方など、1つひとつは小さな差だが、積み重なって大きな差になる。角谷氏は「ビジネスにしてもなんにしても、成功しているものとそうでないものを比べることで、『成功への階段が見えてくる』と思っている」と語る。

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元気な人の過大評価に注意

人を見る時、角谷氏が気をつけているのは、元気な人や声の大きな人を過大評価しないことだ。多くの人はそうした人にプラスの印象を持つが、その印象に引っ張られすぎないようにしなければならないと強調する。

例えば、静かに過ごしたい喫茶店で大きな声で接客されると落ち着かない。逆に、穏やかな空気の中で自然に接客してくれる店が居心地良く感じる。つまり、大切なのは明るさや元気かどうかではなく、その場と調和しているかどうかだと述べている。

角谷氏は、情報はPCの中ではなく現場に落ちていると指摘し、AIよりも人間の現場感覚を重視する経営哲学を示している。

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