安川電機が10日発表した2026年3~5月期連結決算(国際会計基準)は、売上収益が前年同期比10.6%増の1389億円に達した。同期間の受注も前年から約3割増加しており、世界的なデータセンター関連投資の拡大が精密モーターやインバーターの需要を押し上げた。
データセンター投資が需要を拡大
半導体製造装置向けモーターの販売が堅調に推移したほか、データセンターの冷却システムに使用されるインバーターが特に好調だった。同社はFA(ファクトリーオートメーション)関連製品を幅広く手掛けており、今回の業績は製造業の設備投資動向を反映する形となった。
最終利益は大型投資で減少
一方、最終利益は基幹システム移行に伴う大型投資などの影響で、前年同期比21.7%減の54億円にとどまった。同社はシステム刷新による長期的な効率化を目指しており、一時的なコスト増が利益を圧迫した。
業績は製造業の先行指標に
安川電機の決算発表は同業他社より早いことで知られ、製造業の景気動向を測る先行指標として市場から注目されている。今回の増収は、半導体やデータセンター分野における世界的な投資拡大が継続していることを示唆している。



