宝HDに社外取締役3人の解任要求、米ファンドが臨時株主総会開催を請求
宝HDに社外取締役3人の解任要求、米ファンドが臨時株主総会開催を請求

米投資ファンドのバリューアクト・キャピタルは22日、宝ホールディングス(HD)に対し、社外取締役3人の解任と臨時株主総会の開催を要求したと発表した。理由として、長期にわたる業績不振や取締役会の慢性的な機能不全を挙げている。

バリューアクトの要求内容と背景

バリューアクトはアクティビスト(物言う株主)として知られ、宝HD株の20.01%を保有する筆頭株主だ。臨時株主総会の招集請求権を行使した理由について、バリューアクトは宝HDの経営戦略が焦点を欠き、実行力が不足していると指摘。その上で、「(宝HD取締役会が)戦略・事業構造の見直しや取締役会の構成に関して実質的な対話に応じなかった」と説明している。

宝HDの対応と他のアクティビストの動き

宝HDは今回の要求について「内容を慎重に検討し、(対応を)決定し次第、速やかに開示する」としている。

宝HDを巡っては15日、アクティビストの香港系投資ファンド「オアシス・マネジメント」が宝HDの発行済み株式の5.09%を取得したことが判明。オアシスは事業売却などの提案を行っているといい、株主からの圧力が強まっている。

会計処理問題と決算延期の影響

宝HDでは、米国のバイオ医療事業子会社「タカラバイオUSA」で会計処理に不明点が発覚。この影響で、8月上旬に予定していた宝HDの2026年4~6月期連結決算の発表を、今月23日に延期した。