日本玩具協会は19日、2025年度の国内玩具市場規模(希望小売価格ベース)が前年度比6.3%増の1兆1664億円になったと発表した。1兆円を超えるのは3年連続。少子化が進む中、玩具市場は20年度以降6年連続で拡大が続いている。
カードゲームが市場を牽引
市場規模が拡大する最大の要因となったのが、金額ベースで最も大きく伸びた「カードゲーム・トレーディングカード」。「ポケモンカードゲーム」など既存ブランドなどが伸長し、前年度比359億円増の3384億円となった。17年度以降8年連続で拡大を続けており、市場全体の約3割を占めるまでになった。
次いで金額ベースで伸びが大きかったのが「ぬいぐるみ」の624億円で、38.2%増と伸び率は最も大きかった。お気に入りのぬいぐるみを外出先に連れて行き写真を撮ったり、着せ替えをしたりして楽しむ「ぬい活」が浸透。「モンチッチ」の人気再燃や大阪・関西万博の「ミャクミャク」などのキャラクターぬいぐるみも牽引(けんいん)した。
ハイテク玩具とホビーも好調
ロボットやパソコン関連などの「ハイテク系トレンドトイ」は、携帯液晶ペットゲーム「たまごっち」の進化系「Tamagotchi Paradise(たまごっちパラダイス)」などが貢献し、15.5%増の212億円。プラモデルやフィギュアといった「ホビー」も、人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモ「ガンプラ」が大きく伸び、6.3%増の1960億円だった。
キダルト人気が市場拡大に寄与
見本市委員会の藤井大祐専門委員は19日の記者発表会で「キャラクターやIP(知的財産)の人気を軸に、子供をはじめ(子供心を忘れない大人を意味する)「キダルト」なども取り込んで、好調に市場を伸ばしている」と話した。
この日は日本おもちゃ大賞2026の9部門の受賞玩具なども発表され、アクション部門はタカラトミーの「プラレール 動くぞ!変形!ギガデカドクターイエロー」、キダルト部門はバンダイスピリッツの「PERFECT GRADE UNLEASHED 1/60 νガンダム」が大賞に選ばれた。



