半導体関連株が急落、キオクシアはピークから半値近くに
16日の東京株式市場で、半導体関連銘柄が急落した。日経平均株価は前日比1915円97銭(2.79%)安の6万6835円54銭で終了。前日まで2日連続で上昇していた反動が出た形だ。特に値がさ株の下落が目立ち、アドバンテストや東京エレクトロン、ソフトバンクグループだけで日経平均を1100円超押し下げた。
中でもキオクシアホールディングス(HD)の下落が顕著で、一時前日比1万0990円(15.03%)安の6万2110円を記録。6月22日には11万2700円のピークをつけ、時価総額でトヨタ自動車を抜いて国内上場企業トップに立ったが、わずか1カ月足らずで約45%下落した。
AI・半導体相場の象徴だったキオクシアに急ブレーキ
キオクシア株の急落は、「AI(人工知能)・半導体相場」と呼ばれた上昇トレンドに転機が訪れた可能性を示唆する。市場では、半導体株全体が一時的な調整局面にあるのか、それとも本格的な下落トレンド入りなのか、見方が分かれている。
ソニーフィナンシャルグループのシニアアナリスト、渡辺浩志氏は「AI関連需要は依然として強いが、株価が先行しすぎた面がある。短期的な過熱感が調整を招いた」と指摘する。一方、別の市場関係者は「半導体サイクルのピークアウト懸念も出てきており、注意が必要」と警戒感を示す。
日経平均への影響と今後の見通し
半導体株の下落は日経平均全体にも重くのしかかっている。寄与度の大きい値がさ株の動向次第では、さらなる下落もあり得る。市場では、今後の米国金利動向や地政学リスクも半導体株に影響を与える要因として注目されている。



