「バズ狙い」だけでは売れない没ネタを恐れずにヒットを生み出すサンコー流ものづくりの舞台裏その本質とは
「バズ狙い」だけでは売れない没ネタを恐れずにヒットを生み出すサンコー流ものづくりの舞台裏その本質とは

サンコーの四宮氏は、「SNSでバズるものと実際に売れるものは、本質的に異なると考えています。私たちが大切にしているのはバズ狙いではなく、誰かのニッチな悩みを解決し、心から良いと思う商品を生み出すことです。恥ずかしながら失敗も多いですが、社内の誰か1人だけでも本気で『これは良い商品なんだ!』と信じてものづくりをする。結局、一番大事なのは担当者の熱量だと思います」と語る。

ネッククーラーや食洗機「ラクア」など、長く売れ続けているヒット商品が少なくない。そこを柱にして利益を出せているからこそ、新たな挑戦ができる面もある、と四宮氏は言う。昨年発売された「食洗機ラクア」シリーズ5代目となる「ラクアmini color」も、その一例だ。

まずは少ロットで市場のリアクションを見る

サンコーでは、まず少ロットで生産して市場の反応を確かめるケースがある。四宮氏はこれを「いわば実践レベルの市場調査」と説明する。

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「まずは少ロットで生産してみて、市場のリアクションを見るケースもあります。いわば実践レベルの市場調査ですね。そこで売れ行きが良ければ、次は1000個とか1万個にする。いきなり大きな挑戦をすると損失も大きくなってしまうので、まずは小さくやってみるというのも手だと思います」

バズに惑わされない、ものづくりの本質

「失敗を恐れて無難な企画しか出せない」「SNSでバズっても、実際にはそれほど売れない」というのが、多くのビジネスパーソンの悩みだろう。

ややもすると「バズれば売れる」と考え、バズ狙いの施策に終始してしまいがちだが、それでは目的と手段が入れ替わってしまう。失敗を繰り返しつつも、本気で「良い」と信じる熱量を注ぎ込む。サンコーの“迷品”たちは、ものづくりの本質を改めて示している。

これからもユニークな商品を

これからもユニークな商品を作り続けてほしいところだ。

前編では、「SNSで99万インプの食洗機が1個しか売れず…」秋葉原の中小企業サンコーがニッチに攻めすぎた“しくじり迷品”の数々が紹介されている。

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