「2023年にSNSの投稿がバズり、インプレッションも99.4万と伸びました。そのおかげでテレビでも多数取り上げられたんですが、それで売れたのはたった1個でした」。X(当時はTwitter)で話題になったが、販売にはつながらなかった。
これは、秋葉原の中小企業サンコーが開発した「ハンズフリー日傘」のエピソードだ。広報担当の四宮氏が装着して見せたこの商品は、同社が生み出した「しくじり迷品」の一つと言える。
期待に反して苦戦したドライヤーや焼き鳥器
同社には、「これは売れる」と見込んで作ったのに予想外に売れなかった商品も数多くある。その一つが「あせしらーず」(税込み5280円)だ。頭皮と髪のダメージを防ぐために作られたドライヤーで、中央から温風、周囲から冷風を出すことで、頭皮が汗をかかず髪を乾かすことができる。結果として、薄毛や髪のダメージの原因となる雑菌を抑えられるという。
「当時の社長が、『頭皮への刺激を守れるドライヤーを作りたい』と開発しました。これは売れるだろうと見込んでいましたが、重くて大きいという難点もあり、在庫を売り切るのに6年かかりました」。



