タリーズコーヒーが韓国の男性グループTOMORROW X TOGETHER(TXT)とコラボした企画は、外食チェーンにとって孤立した事例ではない。筆者は冒頭でグループ名とタリーズが大切にしてきた思いの親和性に触れながら、「物語性と購買導線の両立」が今、外食チェーンにとって重要な選択肢になっていると指摘する。
外食チェーンで相次ぐK-POPコラボ
同じ時期、外食チェーンではK-POPアーティストとのコラボがいくつも動いている。ゴンチャジャパンは2026年、Stray KidsのFelixを2年連続でグローバルアンバサダーに起用し、購入額やLINE連携を条件にした特典で会員接点づくりを進める。ファーストキッチンも同年6月、韓国発のガールズグループ「i-dle」とコラボし、全店での販売に加えて5店舗限定の装飾を展開した。海外でもマクドナルド×BTS、スターバックス×BLACKPINKなど、K-POPを軸にした大型コラボの事例がある。
なぜK-POPなのか、ファンダムの動員力
アニメやキャラクターではなくK-POPが選ばれる理由のひとつが、ファンダムの規模だ。TXTは2024年に日本4大ドームツアーのK-POPアーティスト最速記録を打ち立て、2025年には初の5大ドームツアーで35万人を動員した。1組のアーティストがこれだけの動員力を持つことは、外食チェーンにとって見逃せない数字になる。
アニメ『ダンダダン』とのコラボも
K-POP以外にも、アニメ作品とのコラボも広がる。記事では、餃子チェーン「肉汁餃子のダンダダン」と『ダンダダン』のコラボも取り上げられている。外食チェーンにとって、K-POPやアニメなど異業種とのコラボは重要な選択肢になりつつある。



