連載『思考をアップデートする全技術 うまくいく人はなぜ、考え方を柔軟に変化させられるのか?』(プレジデントオンライン)で、澤円氏が「残業続きなのは『仕事が多いから』ではない」と指摘し、定時で帰れる人が作業直前に真っ先に行う習慣を紹介している。
作業開始前の「思考の準備」がカギ
澤氏によれば、多くの人は「仕事が多いから残業になる」と考えがちだが、実際には作業に取りかかる前の準備不足が原因だという。定時退社を実現する人は、作業を始める前に「今日やるべきこと」を明確にし、優先順位を整理する時間を確保している。このプロセスを「思考のアップデート」と呼び、柔軟な考え方を身につけることで、無駄な残業を減らせると述べている。
具体的な方法:タスクの「見える化」と「仕分け」
澤氏が推奨するのは、まず紙やデジタルツールにすべてのタスクを書き出し、緊急度と重要度で分類すること。次に、各タスクにかかる時間を見積もり、実際のスケジュールに落とし込む。この作業を朝一番や作業開始前の5分間で行うだけで、集中力が高まり、無駄なマルチタスクを避けられるという。
「後回し」の技術も重要
また、澤氏は「すべてを完璧にこなそうとしない」ことも重要だと強調する。優先順位の低いタスクは積極的に後回しにし、本当に重要な業務に集中することで、結果的に生産性が向上する。同連載では、米国一流企業で実践されている「後回しの技術」も紹介されており、仕事量が半減した事例が挙げられている。
澤円氏は「残業が多いのは、仕事そのものではなく、仕事への取り組み方の問題」と結論づけ、思考の柔軟性を高めることで、ワークライフバランスを改善できると訴えている。



