オリンパスの元社長CEOを務めた竹内康雄氏が、2019年のCEO就任後、医療分野に専心する「グローバル・メドテックカンパニー」への転換を掲げ、映像事業と科学事業を売却した経緯を証言した。映像事業は80年、顕微鏡を扱う科学事業は100年の歴史があり、社内から強い反発があったという。
「祖業を売る」批判も決断は揺るがず
竹内氏は、限られた経営資源を薄く広く配分するやり方では、変化の速いデジタルやAIの時代にすべて立ちいかなくなると考え、最も成長が見込める医療に経営資源を集中させる必要があったと説明。批判の声はあったが、決断は揺るがなかったと語る。
「事業をどうやめるかの設計」に苦心
竹内氏は「事業をどうやめるかの設計」に頭を悩ませたと振り返る。この証言は、2019〜23年、24〜26年にオリンパスの社長CEOを務めた竹内氏のインタビューを全3回に分けてお届けするシリーズの第2回で、この四半世紀の主要な出来事や経済社会現象について当事者の声を掘り起こす企画の一環。



