三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、決済大手GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)へのTOB(公開買い付け)を正式に発表した。買い付け価格は1株あたり1万500円で、成立すればGMO-PGはMUFGの連結子会社となる。
買い付け価格とスケジュール
TOBの期間は2024年12月19日から2025年2月10日まで。買い付け予定数は普通株式1億株で、下限は買い付け予定数の過半数に相当する5000万株としている。
MUFGは、GMO-PGの発行済み株式の約55%を保有する筆頭株主であるGMOインターネットグループから、その保有分の一部を取得する。TOBが成立した場合、MUFGの議決権保有割合は約50.3%となる見込み。
子会社化の狙い
MUFGは、GMO-PGの子会社化を通じて、決済分野での事業基盤を強化する狙いがある。両社は2021年から資本業務提携を結んでおり、今回のTOBはその関係をさらに深めるものとなる。
GMO-PGは、オンライン決済サービスを提供する企業で、EC市場の拡大に伴い事業を成長させてきた。MUFGは、GMO-PGの決済ノウハウを取り込むことで、デジタル決済分野での競争力を高める方針だ。
今後の見通し
TOBが成立すれば、GMO-PGはMUFGの連結子会社となり、MUFGの決済事業の中核を担うことになる。GMO-PGの株式は、TOB成立後に上場廃止となる見通しだ。
MUFGは、今回のTOBを通じて、決済分野での存在感をさらに高め、グループ全体の収益力向上を目指す。



