みずほFG木原社長、PBR2倍超へ海外戦略「得意領域外は手を出さない」
みずほFG木原社長、PBR2倍超へ「得意領域外は手を出さない」

みずほフィナンシャルグループ(FG)の木原正裕社長は、海外戦略について「得意領域外は手を出さない」と断言する。同社は2026年3月期決算で初めて純利益1兆円を突破し、ROE(自己資本利益率)は11.4%に上昇した。インドの投資銀行アベンダス・キャピタル買収を発表する一方、他のメガバンクと比べてアジアへの出資が少ないみずほFGの成長戦略を、木原社長に直撃した。

純利益1兆円突破の要因

――2025年度決算で純利益が1兆円を超えました。就任から4年半近くが経過しましたが……。

「いつ辞めるかを聞きたいの(笑)?」

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――それも気になりますが(笑)。就任時は5000億円程度でしたが大台の1兆円を超えたことについて、どのように分析されていますか。

「あくまで1つの通過点としてだが、目指していたものをクリアできたことは喜ばしい。もちろん金利が上昇した金利要因もあるが、23〜25年度にかけての増益要因に占める割合はそれほど大きくない。それよりも、われわれが取り組んできたビジネスが好調なことが大きい。このうち海外ビジネスは、アメリカとヨーロッパなど地域間の連携が進んでいる。国内ビジネスにおいても企業のコーポレートアクションが増えており、そうした企業を支援することで収益が上がっている。日本企業の業績が良いモードに入っていることが大きいと考えている」

海外戦略の基本方針

木原社長は海外戦略において、「得意領域外は手を出さない」と断言。みずほFGは米欧での地域間連携を強める一方、アジアではインドのアベンダス・キャピタル買収など精選した投資を進める。預貸バランスについては「心配していない」と述べ、中小企業向けビジネスにもチャンスがあるとの認識を示した。サイバーセキュリティ対応を最優先課題に掲げ、今後の成長に向けた布石を打つ考えだ。

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