三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)が7月13日の東京株式市場で、2005年の発足以来初めて時価総額首位に立った。終値ベースで42兆円を超え、トヨタ自動車や半導体大手キオクシアホールディングス(HD)を抑えた。大手証券会社によると、金融機関が時価総額トップになるのは1986年の住友銀行(現三井住友銀行)以来約40年ぶりで、バブル崩壊後初めてとみられる。
株価上昇の背景
三菱UFJFG株はこの日、取引開始直後から前週末比3%近く上昇し、取引時間中の最高値を更新。時価総額が42兆円を超えた。日銀の利上げ観測や「骨太ショック」が銀行株の買い材料となり、金融株全体に資金が流入している。
最近の時価総額ランキングでは、トヨタ自動車やキオクシアHDを上回る形で首位に立った。銀行株指数は年初来で3倍以上に上昇し、市場では「逃避先」として金融株が注目されている。
市場の反応と今後の見通し
三菱UFJFGの時価総額首位は、長らく製造業やテクノロジー企業が占めてきたトップの座を金融機関が奪還した点で象徴的だ。市場関係者は「利上げサイクルが銀行の収益を押し上げるという期待が強い」と指摘する。一方で、金利上昇が経済全体に与える影響については慎重な見方もあり、今後の動向が注目される。



