企業向け生成AIの活用方法が、対話型から自律実行型へと大きく変わろうとしている。日本マイクロソフトは7月27日に開いた記者説明会で、Microsoft 365 Copilotの新たな製品構成を発表した。業務執行役員AI Workplace GTM本部 本部長の山田恭平氏が、Chat・Cowork・Autopilotの3区分と、実際の活用事例を説明した。
Chat・Cowork・Autopilotの3区分
Microsoft 365 Copilotは、WordやExcel、Teamsといった業務アプリ群に組み込まれた法人向けAIサービスだ。これまでのCopilot Chatは質問応答や単発作業を担う対話型機能である。今回、その上位に位置づけられるのがCopilot Coworkで、クラウド上で複数手順にわたる作業をまとめて実行するエージェントとして2026年6月に一般提供が始まった。さらに、将来的にはAutopilotという区分も加わる。
Coworkの実務実行
従来は工程ごとに細かく指示が必要だった一連の作業を、Coworkは一括で計画し実行する。例えば、情報収集から資料作成、関係者への連絡までを目的を伝えるだけで自律的に進めることができる。これにより、ユーザーは会話相手としてではなく、実務を委ねる担当者としてAIを位置づけられるようになる。
既に一般提供開始
Coworkは2026年6月から既に一般提供が始まっており、企業での導入が進んでいる。山田氏は、この新しい区分により、企業における生成AIの役割が「対話」から「実務実行」へと進化していることを強調した。



