営業利益率トップはTCB東京中央美容外科の創彩会、医療法人決算ランキング
営業利益率トップは創彩会、医療法人決算ランキング

東洋経済は2023年度の売上高100億円以上の医療法人167法人を対象に、営業利益率ランキングを作成した。営業利益率とは売上高に対する事業利益の比率であり、医療法人の収益性を示す重要な指標である。

営業利益率1位は創彩会、自由診療で高い利益率

ランキング1位となったのは、美容外科手術を行うTCB東京中央美容外科を全国で23施設展開する創彩会である。同法人は無床診療所に該当し、保険診療ではなく自由診療を主体としているため、診療報酬の制約を受けずに料金を自由に設定できることが高い利益率の要因とみられる。

2位は敬愛会で、兵庫県内で12施設を運営。長期療養が必要な患者向けの医療療養病棟やリハビリテーションを中心とした病院を展開する。3位は杏林会で、東京都や東北地方を中心に精神科病院など32の病院と介護施設を有する。ただし杏林会が運営するみちのく記念病院(青森県八戸市)では、入院患者間で起きた殺人事件を隠蔽していたとして2025年に元病院長に有罪判決が下り、同法人は青森県から行政処分を受けている。

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167法人中68法人が営業赤字、コロナ補助金縮小が直撃

今回の集計では、167法人中68法人が営業赤字となる厳しい結果となった。売上高ランキング上位の法人も利益率では大きく落ち込んでいる。売上高1位の徳洲会は22年度の営業利益率7.9%から23年度には4.0%に低下。売上高2位の明理会は22年度8.2%から23年度0.5%、売上高3位の明芳会は22年度8.3%から23年度0.7%と大幅に悪化した。

22年度は病床確保料などのコロナ関連補助金がピークを迎え、多くの民間病院の収益を下支えしていた。しかし23年度は補助金の縮小に加え、患者数回復の遅れ、電気代や人件費の高騰が重なり、経営環境が急速に厳しさを増した。厚生労働省の医療法人経営情報データベースによると、無床診療所の平均経常利益率は23年度が9.3%(24年度6.4%)で、病院の1.2%(24年度0.1%)を大きく上回る。

調査方法とデータソース

決算データは、データサービス会社ネオステージの「医療法人財務情報データベース MediCo Search」を使用。各医療機関が都道府県に提出した資料に基づくが、同社が2025年末までに収集できた医療法人を対象としている。ランキングの詳細は有料会員限定ページで公開されている。

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