松屋が松屋銀座デパ地下に常設店「松屋PREMIUM」出店の狙いと戦略
松屋が松屋銀座デパ地下に常設店出店の狙い

黒い壁面に金色のロゴ。いつもの松屋とは違うが、松屋であることはすぐに伝わる。牛めしで知られる外食チェーンの松屋が、松屋銀座のデパ地下に常設店「松屋PREMIUM」を出店した。この一見すると意外な組み合わせには、同社の明確な戦略が隠されている。

強い本業が生んだ余力

主力業態が強いからこそ、それを別の売り場でも試す余力がある。松屋PREMIUMは、本業不振の打開策ではなく、強い本業を持つ企業が次の市場を試す一手として見るのが自然だ。2026年3月期末の店舗数は1185店に上り、その看板を見るとホッとする人も多いだろう。

外食チェーンの成長は店舗数だけではない

外食チェーンの成長を語るとき、店舗数は最もわかりやすい指標だ。しかし松屋PREMIUMは、別の問いを立てている。いつもの松屋は、外食以外の売り場でも通じるか。少なくとも初日の現場を見る限り、1.53坪の売り場は「通じる」手応えを見せていた。

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ただし、それは高級牛めし店として通じるのではない。いつもの松屋らしさを残しながら、デパ地下で買える商品に変えることで、通じているのだ。例えば、見当たらないと思っていた肉倍量神戸牛牛めしは、分離されたカウンターに置かれている。サンプルとはいえその迫力はすごい。

後編では、広報戦略の観点からより深堀りしていく。

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