牛めしチェーンの松屋が、松屋銀座のデパ地下に常設店を出した。黒い壁面に金色のロゴが印象的なその店舗は、いつもの松屋とは一線を画す。この戦略の真の狙いを探る。
神戸牛牛めしの実力
実際に食べてみると、その味わいは通常の松屋の牛めしとは大きく異なる。通常の牛めしはタレと肉、ご飯の調和が絶妙だが、神戸牛牛めしは脂の甘みと牛肉の存在感が際立つ。口に入れた瞬間、「牛肉を食べている」という実感が強く、肉そのものの説得力が前面に出ている。
創業ビーフRichカレーの挑戦
創業ビーフRichカレー×黒毛和牛ハンバーグ(1681円)も注目だ。ふたを開けるとスパイスの香りが立ち、ルーは粘度がありスパイシーながら肉感も楽しめる。しかし、カレーを弁当として提供する難しさも感じられた。ルーの状態から、中食ならではの課題が見える。
高級感の演出
パッケージは金色の文字と茶色の帯で高級感を演出。しかし、単なる見た目だけの高級感ではない。実際の味わいで勝負している。
松屋はこの常設店を通じて、既存の顧客層だけでなく、新たな高級志向の顧客を取り込もうとしている。デパ地下という立地を活かし、松屋のブランドイメージを刷新する狙いがある。



