アサヒグループホールディングス(アサヒGHD)は7月8日、2025年12月期の通期決算を発表した。本来は2月中旬に予定されていた説明会が、2025年9月に発生したサイバー攻撃によるシステム障害の影響で5カ月遅れとなった。
予想を上回る回復を示す
決算説明会で勝木敦志社長CEOは「26年は相当ひどいことになると思っていた。お客様に戻ってきていただけないのではないかと非常に不安だったが、その不安を大きく上回る回復で、社員や流通の方々、お客様に感謝したい」と強調した。勝木社長の表情は、2025年11月のサイバー攻撃被害からの復旧状況を説明した記者会見時とは明らかに異なり、自信に満ちていた。
総額400億円弱の経済的ダメージ
サイバー攻撃による経済的ダメージは総額400億円弱に上ったとみられる。しかし、同社は海外展開の強化を鮮明にしており、アフリカ市場への進出も進めている。
背後に迫る「キリンの足音」
業績回復の一方で、競合であるキリンとの競争が激化している。株主還元の負担も大きく、今後の戦略が注目される。



