AI時代でもマーケティング実務は「社内調整が9割」とプロが断言する3つの理由
AI時代でもマーケ実務は社内調整が9割と断言する3つの理由

どれだけAIが普及しても、マーケティング実務は「社内調整が9割」だと言い切るプロがいる。デジタルマーケティング企業WACULの代表取締役・垣内勇威氏は、その理由を3つ挙げ、そのうちの1つとして学校教育によって植え付けられた「問題を解いた瞬間が一番カッコいい」という誤った美意識を指摘する。

学校教育が生む「誤った美意識」

日本の学校では、提示された問題を素早く解ける生徒が評価される。しかし実社会では、その前段にある「問いを立てること」から、後段にある「解いた答えを実行する」ところまでが求められるという。

美しい戦略も「実行」できなければ意味がない。しかし、すでに答えが出ている状況で、その後のフェーズに真剣に向き合うことこそカッコいいと感じられるように、我々は教育されていないと垣内氏は言う。

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「社内調整がやりたくて」という志望動機は聞いたことがない

むしろ、答えが出たあとに泥臭く本質的ではない社内調整を頑張ることは、考えるのが苦手な人がやる仕事だろうというゆがんだ美意識を持つ人すらいるという。

マーケティングという仕事でも、「社内調整」が第一想起されることは稀だ。特に若い人からすれば、STP(Segmentation・Targeting・Positioning)や4P(Product・Price・Place・Promotion)など各種フレームワークを駆使して戦略を立案するイメージを持つだろう。「社内調整がやりたくてマーケティング職に就きました」という志望動機は、あまり聞いたことがないと垣内氏は語る。

実務の大半は社内調整に費やされる

しかし実務を紐解いていけば、戦略を立てている時間は本当にわずかで、大半の時間は関連部門との社内調整に費やしている。どれだけ美しい戦略を描いたとしても、実行しなければ何の意味もない。水面下で日夜社内調整に奔走している人が、マーケティングという仕事を支えているのは疑いようのない事実だとしている。

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