2024年度の決算発表シーズンで、日本企業の業績回復が鮮明になっている。特に輸出関連企業は円安の恩恵を大きく受けており、トヨタ自動車やソニーグループなどが過去最高の営業利益を達成した。
輸出企業の好調要因
円安による為替差益が輸出企業の収益を押し上げている。自動車、電子部品、機械などの業種で増益が相次ぎ、多くの企業が通期の業績予想を上方修正している。
内需企業との格差
一方、内需型企業は原材料費高騰の影響で利益が圧迫されており、価格転嫁が進まない中小企業には厳しい状況が続く。賃上げの実現も企業規模によって差が出ている。
今後の焦点は、持続的な賃上げと個人消費の回復、そして日銀の金融政策の行方にある。円安が行き過ぎれば輸入物価の上昇を通じて家計を直撃する懸念もあり、政府・日銀の対応が注目される。



