東洋経済は2025年3月の景気動向に関する最新分析を発表した。それによると、2025年度の実質GDP成長率は前年度比1.2%と予測され、製造業の回復が経済全体をけん引するとみられる。特に半導体関連産業の投資拡大が顕著で、輸出も堅調に推移する見通しだ。
企業業績は増益基調
企業業績については、2025年3月期の経常利益が前期比で5%増加する見込み。業種別では、自動車や電子部品メーカーが好調で、サービス業も回復傾向にある。一方で、エネルギー価格の高止まりや原材料費の上昇が収益を圧迫するリスクも指摘されている。
人手不足が深刻化
労働市場では、完全失業率が2.5%と低水準で推移し、人手不足が一層深刻化している。特に建設業や介護分野での人手不足が顕著で、賃金上昇圧力が高まっている。東洋経済のエコノミストは「人手不足が経済成長の制約要因となる可能性がある」と指摘する。
個人消費は緩やかに回復しており、インバウンド需要も引き続き堅調。しかし、物価上昇により実質賃金の伸びが鈍化しており、消費の本格的な回復には時間がかかるとみられる。



