ビットコインの半減期(halving)が2024年4月に控え、市場では価格が10万ドルを超えるとの見方が強まっている。半減期は約4年ごとに発生し、マイニング報酬が半減するイベントで、過去にはその後に大幅な価格上昇がみられた。
過去の半減期と価格推移
2012年の最初の半減期では、ビットコイン価格は約12ドルから1年後には約1,000ドルに上昇。2016年の半減期後は、約650ドルから2017年末には約2万ドルに達した。2020年の半減期後も、約8,000ドルから2021年には約6万9,000ドルまで上昇している。
こうした歴史的パターンから、今回の半減期後も同様の上昇が期待される。仮想通貨分析企業のトレーディング・グループ「10xリサーチ」のマーカス・ティーレン氏は、「半減期はビットコインの供給ショックを引き起こし、需給バランスが価格を押し上げる」と指摘する。
10万ドル超えの予想
一部のアナリストは、今回の半減期後、ビットコイン価格が10万ドルを超えると予想する。投資銀行スタンダード・チャータードは、2024年末までに10万ドルに達する可能性があると報告。また、仮想通貨ファンド「パンテラ・キャピタル」も、半減期後のサイクルで15万ドルまで上昇するとの見通しを示している。
ただし、全ての専門家が楽観的ではない。仮想通貨取引所ビットフライヤーの岡部典孝氏は、「過去のパターンが必ずしも繰り返されるとは限らず、規制リスクやマクロ経済の影響も考慮すべきだ」と警告する。
短期的な変動リスク
半減期前後は短期的な価格変動が激しくなる傾向がある。2020年の半減期前には、ビットコイン価格が一時40%下落したこともあった。投資家は短期的なボラティリティに注意が必要だ。
また、半減期後すぐに価格が上昇するわけではなく、数ヶ月から1年かけて上昇することもある。仮想通貨分析会社「コインシェアーズ」のレポートによれば、半減期後の価格上昇は需給調整に時間がかかるため、遅れて現れる可能性が高い。
市場の見方まとめ
ビットコインの半減期は、長期的な価格上昇のきっかけとなることが多いが、短期的なリスクも存在する。投資家は過去のデータを参考にしつつ、自身のリスク許容度に応じた戦略を立てることが重要だ。



