中古住宅購入で後悔しない方法 プロが教える地雷物件の見抜き方
中古住宅購入で後悔しない方法 プロが教える地雷物件の見抜き方

中古住宅を購入する際、壁紙の汚れよりも「茶色いシミ」に注意すべきだと、不動産インフルエンサーの滝島一統氏(株式会社光文堂インターナショナル代表)は警告する。こうしたシミは雨漏りや結露の兆候であり、放置すれば高額な修繕工事が必要になる可能性がある。

資金計画が最優先

滝島氏が信頼する居住用不動産のプロ・K氏は、年間22億円規模の取引を一人で手掛ける実力者だ。K氏は「家を買いたいと思ったら、最初にやるべきことは資金計画です。SUUMOで物件を眺めることでも、展示場に行くことでもありません」と強調する。

多くの人は「気に入った家を見つけてから真剣に考えよう」としがちだが、これは逆効果だ。値札を見ずに指輪を選ぶようなもので、後悔の元となる。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

銀行のローン審査に注意

K氏は「世帯年収に対してローンがいくらまで組めるのか、そして組める上限まで借りることが本当に幸せかどうかを先に考えてほしい」と述べる。銀行によって審査基準は異なり、A銀行では5000万円しか借りられなくても、B銀行なら6000万円まで通るケースもある。しかし、銀行が上限額を提示しても、それが無理なく返済できる額とは限らない。自分自身で適正な借入額を判断する必要がある。

物件チェックのポイント

滝島氏は、物件の「天井と壁の隅」を必ずチェックするよう勧める。ここに茶色いシミやカビがある場合、雨漏りや結露の可能性が高く、後日大規模な修繕が必要になるリスクがある。また、周辺に工場がある場合も注意が必要だ。工場からの振動や騒音、排気ガスが建物に悪影響を及ぼすことがある。

さらに、ペアガラスの有無も重要な判断基準だ。ペアガラスは断熱性・遮音性に優れており、光熱費の節約や快適な住環境につながる。中古物件でも、ペアガラスが採用されているかどうかを確認すべきだ。

「良い物件に出会えない」人の共通点

滝島氏によると、良い物件に出会えない人には共通点がある。それは、条件を厳しくしすぎて動き出せないことだ。「いつか」という日はカレンダーに存在せず、実際に契約日を決めて初めて購入は現実になる。欲しいと思ったら、まずは行動に移すことが重要だ。

本稿は、滝島一統氏の著書『その家、買ってはいけない』(PHP新書)からの抜粋である。同書では、中古住宅購入の際に知っておくべき実践的な知識が詳しく解説されている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ