仕事を終わらせる人が急な誘いを断る「鉄の返答フレーズ」とは
急な誘いを断る「鉄の返答フレーズ」

上司や同僚から突然「ランチ一緒にどう?」と誘われたとき、どう断れば角が立たないか悩んだことはないだろうか。実行管理コンサルタントの佐藤彰太氏は、著書『絶対に「終わらせる」時間術』(三笠書房)の中で、こうした誘惑に負けずに仕事を完遂するための具体的な方法を紹介している。

誘惑に負けないための行動体系のルール化

佐藤氏によれば、誘惑の多くは自分の内側からわいたり、外側から突然やってきたりするため、自分でコントロールできない場合が多い。そのため、重要なのは「ふいに誘惑が生じたときにどう対処するか」であり、気合や根性ではなく、誘惑に負けないための行動体系をルール化しておくことが基本的な対処法だと述べている。

「自分の内側・外側にわきおこる雑念や雑音(ノイズ)を消し去り、『今、やっていること』に集中して完遂までもっていきたい」と佐藤氏。そのために同氏が取り入れているもののひとつが「瞑想」である。瞑想とは、雑念を消滅させて精神性を高めるための禅宗の精神修養法で、まさに「誘惑というノイズ」を消してタスクを完遂するのに適しているという。

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「断る勇気」より「断る言葉」を準備する

佐藤氏は、急な誘いを断る際に「断る勇気」を振り絞る必要はないと指摘する。むしろ、あらかじめ「断る言葉」を用意しておくことが重要だ。例えば、「すみません、今日はどうしても終わらせなければならない仕事があるので」といった具体的な理由を添えた返答フレーズを準備しておけば、スマートに断ることができる。

「気合と根性ではねのけるのではなく、誘惑に負けないための行動体系をルール化しておくことが基本的な対処法です」と佐藤氏は強調する。つまり、断るための「仕組み」を事前に作っておくことで、その場で迷わずに済むというわけだ。

「今、ここ」と唱えて意識を引き戻す

さらに佐藤氏は、集中力を高めるための簡単なテクニックとして、「今、ここ」と心の中で唱えることを勧めている。これは、雑念がわいたときに意識を現在の作業に引き戻す効果があるという。瞑想と併用することで、より効果的に誘惑を遠ざけられる。

「仕事を終わらせることの喜びと価値を知ることが、最終的には誘惑に打ち勝つ原動力になります」と佐藤氏。同氏の方法論は、単なる時間管理術ではなく、仕事への向き合い方そのものを変えるものだ。

本稿は、佐藤彰太『絶対に「終わらせる」時間術』(三笠書房)の一部を再編集したものである。

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