中東ホルムズ海峡の事実上の封鎖で日本のエネルギー構造の課題が浮き彫りになったことを受け、政府は26日、総合パッケージを公表した。原油の調達先の多角化やホルムズ海峡を通らないパイプラインの建設支援、原子力や再生可能エネルギーの拡大などを盛り込んだ。
GX実行会議で公表、首相が表明
官邸で開かれたGX実行会議でパッケージを公表した。議長の高市早苗首相は「エネルギーを巡る世界の構造的変化を正面から受け止め、国民生活と経済活動を守り抜くために、我が国のエネルギー構造を需給両面から強靱化していく」と述べた。
ホルムズ依存度は9割超、輸送コストは11倍に急騰
経済産業省によると、2025年に輸入した原油のホルムズ依存度は9割超。ナフサもホルムズ経由の調達が5割を占める。日本までの輸送にかかる期間がほかの産油地域よりも短く、コストが安いからだ。
だが、海峡の事実上の封鎖で中東からの輸入量は激減。米国などからの代替調達が進んだが、輸送コストは約11倍まで急騰した。普段から調達先を分散しておけば、緊急時にコスト上昇を抑えられるとして、調達先の多角化にかかる費用を支援する。
経産省で検討中の制度案では…



