ホンダ新型インサイト、中国ユーザーの嗜好を反映した4代目 EV
ホンダ新型インサイト、中国嗜好反映の4代目EV

ホンダが4代目として投入した新型「インサイト」は、中国市場を強く意識したモデルだ。日本では限定3000台のみ販売される。モビリティジャーナリストの森口将之氏が試乗し、その特徴を詳しくレポートしている。

デザインは東風本田S7と共通

新型インサイトのサイドには、ボディに埋め込まれたドアハンドルとフロントドアのブラックアクセントが採用されている。これらは東風本田の電動大型SUV「S7」と共通するディテールだ。フロントマスク左右の「くの字」型ライティング、前後バンパーの横基調ルーバーの開口部もS7に似ており、東風本田の電動車のアイデンティティを感じさせる。

充電ポートの配置が特徴的

充電リッドは左側面にあり、普通充電口がフロントフェンダー、急速充電口がリアフェンダーに配置される。同じ側面に2つの充電口を並べるのは珍しい設計だ。

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インテリアは中国の嗜好を反映

取材車両のインテリアは黒。オンライン販売車両では白も選択できる。トリムの質感は500万円以上の価格帯としてはやや物足りないと森口氏は評する。コンパクトでインパネ奥に埋め込まれたメーターに対し、センターディスプレイは巨大で、車内エンターテインメントを重視する中国の嗜好が伝わってくる。ただし、メーターの書体は他のホンダ車と統一されている。

ステアリングやディスプレイの特徴

Hondaのバラ文字ロゴが入ったステアリングホイールなど、中国のトレンドに沿った装備が採用されている。センターディスプレイはディスプレイオーディオで、ナビやラジオが内蔵されていないのには驚かされた。筆者はスマートフォンを接続し、radiko経由でラジオを聴くことにした。世界的にEVでAMラジオが聴けなくなる傾向があるが、交通情報や地震情報の収集にはAMが必要だと森口氏は指摘する。

フラットフロアを活かした収納

インパネとセンターコンソールは連続しておらず、インパネ側にはスマートフォンのワイヤレス充電やUSBポート、コンソール側にはカップホルダーがあり、それぞれ引き出して使用する。EVならではのフラットフロアをアピールするデザインだ。シフトセレクターはフロアコンソールのボタン式を採用。

シートと荷室の実用性

シートは前後ともサイズが大きめで、座り心地はふっくらしている。後席は床が高くなく、身長170cmの筆者は楽に足を組めた。トランクは広く深く、後席背もたれを倒せば最大1875mmの奥行きが確保でき、車中泊も可能だ。パッケージングは現在のEVの水準にあると感じられた。

ハンドリングはエンジン車に近い

走行性能については、意外にもエンジン車に近いハンドリング特性を持っているという。詳細は次ページで報告される。

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