三菱UFJ、住宅ローン金利を0.2%引き上げ、変動型は過去最高水準に
三菱UFJ、住宅ローン金利を0.2%引き上げ

三菱UFJ銀行は2025年4月の住宅ローン金利を引き上げる方針を固めた。変動型の基準金利は年0.745%と、現行の0.545%から0.2ポイント上昇し、過去最高水準となる。固定型も10年物で年1.2%(現行1.0%)に引き上げられる。

長期金利の上昇が背景

今回の金利引き上げは、長期金利の上昇が主な要因だ。日本銀行が2024年3月にマイナス金利政策を解除した後、長期金利は上昇傾向にある。2025年3月には一時0.8%台を付け、住宅ローン金利の基準となる国債利回りも上昇している。

三菱UFJ銀行は、変動型住宅ローン金利を2024年10月以来、半年ぶりに引き上げる。同行は「市場金利の動向を踏まえ、適切な水準に設定した」と説明している。

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他行への波及も予想

三菱UFJ銀行の金利引き上げは、他のメガバンクや地方銀行にも波及する可能性がある。すでにみずほ銀行も2025年4月の住宅ローン金利を引き上げる方針を表明しており、変動型で0.1ポイントの上昇を見込んでいる。

住宅ローン金利の上昇は、住宅購入者の負担増につながる。変動型で3,000万円を35年返済で借りた場合、金利が0.2%上昇すると、毎月の返済額は約3,000円増加する。年間では約3万6,000円の負担増となる。

固定型も上昇基調

固定型住宅ローン金利も上昇基調にある。三菱UFJ銀行の10年固定型は年1.2%、20年固定型は年1.5%、30年固定型は年1.8%にそれぞれ引き上げられる。これは長期金利の上昇に加え、住宅ローン債権の証券化市場での金利上昇も反映したものだ。

住宅ローン専門家は「今後も長期金利の上昇が続けば、年末までに変動型で年0.8%台、固定型で年1.5%台に達する可能性もある」と指摘する。

借り手への影響と対策

住宅ローン金利の上昇は、新規借り入れだけでなく、変動型で借りている既存の借り手にも影響する。三菱UFJ銀行の場合、変動型の基準金利は半年ごとに見直されるため、10月にはさらに上昇する可能性がある。

借り手は、固定型への借り換えや繰り上げ返済を検討する必要がある。ただし、固定型への借り換えには手数料がかかり、金利が高いため、返済総額が増える場合もある。専門家は「現在の変動型金利が低い水準にあることを考慮し、慎重に判断すべき」とアドバイスする。

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