住宅ローン返済中の86.8%が家計に不安
GMO TECHは7月10日、「物価高・金利上昇下における家計意識と住まいの見直し」に関するインターネット調査の結果を発表した。調査は2026年6月4日~5日、住宅ローンを返済中の持ち家居住者1,014人を対象に実施された。
物価高や金利上昇が続く中、家計への不安を尋ねたところ、「非常に感じる」が46.2%、「やや感じる」が40.6%で、合計86.8%が不安を感じていると回答した。
負担増の支出、食費が最多
以前と比べて負担が増えたと感じる支出は、「食費」が59.4%で最も多く、次いで「光熱費」(45.0%)、「住宅ローンの返済」(44.6%)が続いた。日常生活費に加え、住居関連費の負担も大きくなっていることが分かる。
金利上昇について当てはまるものを尋ねたところ、「これから毎月の返済額が増えないか不安」が31.2%で最多。次いで「すでに毎月の返済額が上がった」が27.8%、「総返済額が増えることに不安」が21.3%となり、金利上昇が家計に与える影響を懸念する声が目立った。
住み替え意向、マンション所有者が高い
今後の住まいについて、「数年以内に売却・住み替えを検討したい」と回答した割合は、マンション所有者が12%、戸建て所有者が6%だった。一方、「当面は今の住まいに住み続ける」と回答した割合は、戸建て所有者で4割以上、マンション所有者で約3割となり、戸建て所有者のほうが現住居に住み続ける意向が強い。
資産価値の見方に住宅種別で差
現在の相場で持ち家が購入時と比べてどの程度で売れると思うか尋ねたところ、マンション所有者では「購入時より高く売れる」と回答した人が4割を超えた。一方、戸建て所有者では約2割にとどまり、住宅種別によって資産価値への見方に違いが見られた。
持ち家の売却相場について、マンション所有者では「具体的に把握している」「ある程度把握している」と回答した割合が5割を超え54.0%となった。一方、戸建て所有者では3割未満の27.5%にとどまり、「まったく把握していない」と回答した人は約5割の47.8%だった。戸建て所有者では、売却相場を十分に把握していない人が約7割の72.5%にのぼることが分かった。
今後の住まい選びへの示唆
物価高と金利上昇が続く中、住宅ローン返済中の家庭では食費や光熱費だけでなく、住宅ローンそのものの負担増を実感する人が増えている。住宅価格の上昇が続く現在は、「返済を続けるか」「住み替えるか」「売却するか」という選択肢も以前より重要になっている。特に変動金利で住宅ローンを利用している人は、金利動向だけでなく、自宅の現在の資産価値や売却相場も一度確認しておくと、将来の住まい選びや家計の見直しに役立つだろう。



